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いつ、どんなかたちで理不尽な言いがかりをつけられるかということは予測できない。
相手の怒りはパッと燃え上がり、すぐに鎮火して、その後はよそよそしい態度になるだけかもしれないし、訴訟にまでもつれ込んでしまうかもしれない。
第3者に悪口を言いふらすかもしれない。
顔を合わせたとたん、まるで安全装置の外れた銃から弾丸が飛んでくるように、すごい勢いで恨み言をぶちまけてくるかもしれない。
あるいは、誰もいないところで、寝首をかかれることもある。
いずれにしろ、理不尽な言いがかりをつけられれば、自分の名前や人格が傷つけられ、評判まで汚されたのではないかと理不尽な言いがかりをつけられたら、論理的に対応しようとしないことだ。
いい人であるために、そんな態度をとってしまい、自分は正しいことをしたと思い込みがちだが、明らかに間違いなのだ。
では、それがなぜ、間違いなのかを検証していこう。
期待して、どんな種類の理不尽な言いがかりにも同じような対応をしてしまう。
理不尽な言いがかりをつけてくる相手に対して、事実がどうだったかを論理的に説明しても、らちがあかない。
事実をはっきりさせれば相手が自分の過ちに気づき、言ったことを撤回するだろうなどと思うのは、まったくの勘違いだ。
いい人は、自分の言い分が理にかなっていると決め込んで、説明すればきっとわかってくれるだろうという甘い期待を抱いてしまう。
たとえ同意しなくても、相手にも意見の食い違いを認めるくらいの思慮分別はあるだろうと期待するのだ。
だが、理不尽な言いがかりをつけてくる相手を論理的に説得するのは、かんしゃくを起こした子供に道理を説いておとなしくさせるのと同じくらいに難しい。
自分の期待する鋳型に、言いがかりをつける相手をはめ込もうとしてもむだだ。
相手の本性を見抜かずに、自分の言い分がそのまま通じると思ってはいけない。
きっと理解してもらえるという、見当違いの思い込みのうえに自分の言い分を通そうとするのは、まるで大海原を小さな網で手中に収めようとするような無謀なことだ。
理不尽な言いがかりをつける人は、自分の心の傷を誰かに癒してほしいのだ。
言いがかりをつけられたとたんに、あなたが自己防衛にまわれば、相手は無視されたと思い込んでしまう。
何かやさしい言葉のひとつでもかけてもらえるかと期待して文句を言っているのに、見当外れの話を聞かされたら、たまったものではないだろう。
この時点で、お互いに期待することが食い違っている。
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